はじめに
ひらちんです。
せっかく統計を勉強しているので、統計で出てくる計算をEXCELでやる時に使える関数や機能などをシリーズでお伝えします(^o^)
STDEVP関数・STDEV.P関数
全数検査をした製品や重量などのデータから標準偏差を求める関数です。
STDEVP関数と、EXCEL2010以降ではSTDEV.P関数も利用できます。
標準偏差は、分散の平方根です。分散と同じくデータのばらつきの大きさを表す数値ですが、平方根を取ることによって、元のデータと単位が揃うので、直感的に分かりやすい数値になります。
![](https://hirachin.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2022-04-25_17h05_24.png)
構文
=STDEVP(数値1[, 数値2, 数値3…])
引数に、標準偏差を求めたい数値を指定します。範囲で指定もOKです。
※数値は255個まで指定出来るよ
次のデータで標準偏差を計算してみましょう!
![](https://hirachin.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2022-04-25_17h14_52.png)
D4セルに標準偏差を求める、STDEVP関数を入力しています。
![](https://hirachin.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2022-04-25_17h16_32.png)
今回は、B4:B17の範囲の値の標準偏差を算出したいので、引数にその範囲を指定しています。
Enterで確定すると
![](https://hirachin.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2022-04-25_17h18_19.png)
範囲内の数値の標準偏差が表示されました。
関数を使わずに計算した結果と一致するか確認してみましょう。
標準偏差は分散の平方根なので、分散を出して、それをSQRT関数(平方根を取る関数)で平方根を取りましょう。
まずは分散を出して
![](https://hirachin.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2022-04-25_17h22_58.png)
出した分散の平方根を取ります。
![](https://hirachin.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2022-04-25_17h24_26.png)
Enterで確定すると
![](https://hirachin.com/wp/wp-content/uploads/2022/04/2022-04-25_17h25_39.png)
バッチリですね!
STDEVP関数で出した標準偏差とVARP関数で出した分散の平方根が同じになりました。
以上です!
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