はじめに
ひらちんです。
せっかく統計を勉強しているので、統計で出てくる計算をEXCELでやる時に使える関数や機能などをシリーズでお伝えします(^o^)
STDEV関数・STDEV.S関数
抜き取り検査をした製品や重量などのデータから標本標準偏差を求める関数です。
STDEV関数と、EXCEL2010以降ではSTDEV.S関数も利用できます。
前回、母集団(全数検査)の場合の標準偏差の求め方を紹介させてもらいましたが、今回はその母集団の中からサンプルで抜き出したデータの標準偏差を求める方法です。
抜き出したサンプルから、母集団の標準偏差を推定する場合などに使います。
※ただし、標本標準偏差と不変標準偏差は違うものということですので、ここでは標本標準偏差という名前にしています。
単純に言うと、不偏分散の平方根とったやつですね。
引数に、標本標準偏差を求めたい数値を指定します。範囲で指定もOKです。
※数値は255個まで指定出来るよ
次のデータで標本標準偏差を計算してみましょう!
D4セルに標本標準偏差を求める、STDEV関数を入力しています。
今回は、B4:B12の範囲の値の標本標準偏差を算出したいので、引数にその範囲を指定しています。
Enterで確定すると
範囲内の数値の標本標準偏差が表示されました。
不偏分散の平方根をとった数値と一致するか確認してみましょう。
標本標準偏差は不偏分散の平方根なので、不偏分散を出して、それをSQRT関数(平方根を取る関数)で平方根を取りましょう。
まずは不偏分散を出して
出した不偏分散の平方根を取ります。
Enterで確定すると
バッチリですね!
STDEV関数で出した標本標準偏差とVAR関数で出した不偏分散の平方根が同じになりました。
標本標準偏差と不偏標準偏差の違いみたいなところは、難しいんですが、EXCELのSTDEV関数で出せるのは、不偏分散の平方根だよ!ってことは覚えておきたいところですね(^o^)
以上です!
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