はじめに
以前に、次の記事でRow関数を使った連番を振る方法を紹介しました!
Row関数が、数式を入力したセルの行番号を返す関数なので、それを利用して番号を振るテクニックでしたね(^o^)
使ってますか??
今日は、そんな連番をちょっとお洒落にする方法を紹介します!
①②③…と丸数字を使って連番を振りたかったり、ⅠⅡⅢ…とローマ数字を使って連番を振りたかったり、ABC…とアルファベットの連番を振りたかったり。
普通の数字じゃそっけないな~って思ったときに思いつくんですが、丸数字やローマ数字って、フィルハンドルを使っても連番にならないんですよね~(;_;)
※フィルハンドルってのは、選択したセルの右下にマウスを合わせると出てくる「+」マーク。これを下にドラッグするとセルの内容がコピペ出来ます。
ということで、今回は丸数字・ローマ数字・アルファベットの連番を振る方法を紹介します!
丸数字の連番を振る方法
分かりやすいように、いきなり答え出します。
A1セルに次の数式を入力します。
=CHAR(CODE(“①”)+ROW()-1)
決定すると
①になりました(^o^)
これを下にコピペすると連番が振れます。
だから何やねーん。だと思いますので説明します(^o^)
まず、ここでは3つの関数を使っています。
- CHAR関数
- CODE関数
- ROW関数
の3つです。
3番目のROW関数は、前述の通り数式を入力したセルの行番号を表示してくれる関数です。
では、CHAR関数とCODE関数は何かと言うと
CHAR関数は、文字コードを実際の文字に戻す関数です。
そしてCODE関数は、実際の文字を文字コードに変換する関数です。
①や②、そしてⅠやⅡも、というか、”あ”も”い”もですが、パソコンで使用される文字は、文字コードというもので管理されています。
文字コードについてはここでは詳しく説明はしませんが、要は数字みたいなんで管理されてると思ってもらえればOKです(^o^)
=CHAR(CODE(“①”)+ROW()-1)
A1セルに入力した数式を日本語で言い換えると
CODE(“①”)→→①の文字コード(答えは、11553)に
ROW()→→行番号(答えは、1)を足して、1引く
CHARでその数字の文字コードを普通の数字に戻す。
ということをやっているんですね。
文字コードは、
①→11553
②→11554
③→11555
続く
となっているので、下の行に一つずつコピーされることで、ROW()が1ずつ増えるから、CODE(“①”)、つまり1153に1ずつたされる数が増えていくということになります。
ごちゃごちゃ言いましたが、文字コードの並びの特性を使って連番を生成する方法を実現するテクニックということですね(^o^)
最初から①の文字コードが、11553と分かっている方は、A1セルに入れる数式は次のような形でも大丈夫です。
=CHAR(11553+ROW()-1)
あるいは
=CHAR(11552+ROW())
まぁ、知ってる人なんていないと思いますが。。。
ただし、注意点もあります。
丸数字は、⑳までしか無いのでそれ以上の連番は振れません。。。(;_;)
ご注意下さい。
ローマ数字の連番を振る方法
はい、要領は同じです。
=CHAR(CODE(“Ⅰ”)+ROW()-1)
問題ありませんね。
ちなみに、ローマ数字はⅩ(10)までです。Ⅰの文字コードは「11573」です。
お気づきの方もいるかもしれませんが、⑳の次ですね(^o^)
ちなみに、ご存知の方もいるかも知れませんが、数式の一部を選択して「F9」ボタンを押すことで、その部分だけの答えを確認することが出来ます。
※解除はESCボタンです。
ローマ数字の場合は、ROMAN関数というのもあるので、ROW関数で表示させた連番をROMAN関数でローマ数字に変換するという方法も簡単です。
= ROMAN( ROW() )
アルファベットの連番を振る方法
もう説明するまでも無いですが、
=CHAR(CODE(“A”)+ROW()-1)
ですね。
下までコピペして下さい(^o^)
まとめ
丸数字①②…やローマ数字ⅠⅡ…の連番や、ABC…とアルファベットの連番を振る方法を紹介しました!
ちょっとテクってて、コンピューターのことを感じてもらえたんではないかと思います!
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