はじめに
セルの範囲の全ての空白セルに斜線を引く!
イミディエイトウィンドウとは、VBA(Visual Basic for Application)を利用する時に使うVBE(EXCELなどに付属しているプログラムの開発環境のエディター/Visual Basic Editor)で使用することができる機能で、主にコードの実行結果を試すなど、デバッグする時に使うものです。
イミディエイトウィンドウにVBAコードを書いて、一気に処理する方法を説明しています!
今回は、「セルの範囲の全ての空白セルに斜線を引く!」方法です。
↓イミディエイトウィンドウの立ち上げ方などはこちら
やり方
前提:指定したセルの範囲の中で、空白のセルすべての斜線を引きます
表作ってると、「このセルデータないですよ」みたいな意味で、斜線を引くことありますよね。普通ははポチポチ選択して書式設定から罫線で引きますが、VBAコードを使えば1行で引くことができちゃいます!
【サンプル】
この表の空白セルに一発で斜線を引きます!
コード
ちゃんとしたコード
Range(“B2:F10”).SpecialCells(xlCellTypeBlanks).Borders(xlDiagonalUp).LineStyle = xlContinuous
省略コード
[b2:f10].specialcells(4).borders(6).linestyle = 1
「Alt + F11」でVBEを開きます。イミディエイトウィンドウに上記のコードを入力して「Enter」で実行して下さい。
実行動画
結果画面です。
このコードは、SpecialCellsメソッドという命令を使っています。セルを操作する特別な命令です。引数に指定した「xlCellTypeBlanks」が「空白セル」という意味(4です)なので、空白を操作するよ。ということになりますね。「borders」はプロパティで罫線です。引数に指定した、「xlDiagonalUp」は右肩上がりの斜線です。ちなみに右肩下がりは「xlDiagonalDown」です。罫線で右肩上がりの斜線を表しています。
で、「LineStyle」は読んでそのまま線のスタイルです。「xlContinuous」は実線なので、意味は次のようになります。
スペシャルセルズメソッドとプロパティの定数についてはこちら!
まとめ
これ、結構使える場面あるんじゃないかな~、表が小さいときはいいけど、でっかい表だったら斜線引くの面倒ですもんね!これなら一撃で終わらせれますよ(^^)/
オススメの本
VBAはこの本きっかけだったな~
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