連番を振る簡単な方法
山程あるスプレッドシートの関数。関数辞典だけ見てて覚えても何の役にも立ちません。。。
スプレッドシートの上級者になるためには、様々な関数を使って、やりたい処理を実現することです。
今回は「簡単に連番を振る方法」を紹介します!
ROW関数
簡単に連番を振るために使う関数は「ROW関数」です。
「ROW関数」は、[参照]に指定したセルの行番号を表示してくれる関数です。[参照]にセル範囲を指定すると、一番上端のセルの行番号が表示されます。[参照]を省略すると、「=ROW()」を入力したセル自身の行番号を表示します。
表を作っていると、一番左端に「連番」を振ることも多いと思います。この「ROW関数」を使うことで、行の削除に連動した連番を振ることが出来ます!
使い方
【サンプル】
この表の、A列に連番を振っていきましょう。
「A2セル」に次の関数を入力して下さい。
=ROW()-1
こんな感じです。「Enter」で確定すると。
【解説】
「ROW関数」は、引数の[参照]を省略すると、関数を入力したセル自体の行番号を表示してくれます。A2セルに入力すると、「ROW()」は「2」となります。見出しで1行使っているので、番号を一つずらす必要があるので「-1」をしています。
この関数を下までコピーペーストすることで、連番を簡単に振ることが出来ますね(^^)
せっかくなのでオートフィル機能でコピペしましょう!
行番号から、番号を取得しているので途中の行を削除しても、きちんとした連番が復活します!
実行動画
結果画面
別の方法
連番を振るには、別の方法もあります。
すぐ上のセルの値を元に連番を振る
一番上のセルだけ数字を入力して、その後に次の数式を入力します。※数値を入れたセルを「A2」セルとします。
=A2+1
連番の一番最初は、普通は「1」だと思いますので「1」と入れます。次のセルはその「1」を入れたセルに「1」を足して「2」その次のセルは「2+1=3」その次は「3+1=4」という具合に連番を振ることが可能です。
実行動画
結果画面
これで完成です!こちらの方法は、行を削除するとセルの参照がおかしくなるのでエラーになってしまいます(T_T)
でも、同じシートに上下で2つ以上の連番を作成する場合は、「ROW関数」を使った方法では、上の表の行を削除すると下の表の連番が崩れてしまいます。
場合に応じて使い分けが必要ですね(^^)
まとめ
覚えた関数をどのように使うか。アイデア次第でいろいろな時短が可能です!これからもどんどん紹介していきます!
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