シートの保護
触られたくない場所を、触れないようにするシートの保護
EXCELで、いろいろ便利なツールを作ってみんなに使ってもらってたのに、「なんか、上手く動かなくなっちゃったよ?」などと言われることってありますよね。自分の手元のツールはきちんと動いてるのになんでだろ??調べてみると、渡したツールの計算式が触られていて消えてしまっていたり、行や列が挿入されていて形がおかしくなってしまっていたり。。。非常に残念な気持ちになります。
シートの保護機能を使うことによって、触られたくない場所を触れないようにすることが可能です。それでは使い方を見てみましょう。
使い方
こんなシートを用意しました。筋トレ回数を記録した一覧表です。右側のプルダウンリストで氏名を選択することで、合計回数を計算することが出来るツールです。※この表に意味はないです。
これを使って、シートの保護機能を使ってみたいと思います。
保護するための事前準備
保護機能を使うためには、まずは保護する場所と保護しない場所を決めます。次のような順番で操作して下さい。
1.保護しない場所(編集などを可能にする場所)を選択
2.右クリック > セルの書式設定 > 保護タブ表示
次のような画面がでます。「ロック」のチェックボックスがにチェックが入っている状態だと思います。(デフォルトではチェックが入っている状態)このチェックボックスを外して下さい。チェックボックスが外れている状態だと、シートを保護した時に保護の対象にはなりません。つまり、編集が可能になるセルとなります。
A2:B26セルのロックを解除します。これで準備は完了です。
シートに保護をする
それではいよいよ、保護をかけてみましょう。
「①校閲」タブの「②シートの保護」をクリックすると、次のような画面が表れます。
①のシートの保護を解除するためのパスワードは、そのままですが、シートの保護を解除する場合に使います。(忘れると変更出来なくなってしまうので注意して下さい。)
①の下にある、「シートとロックされたセルの内容を保護する」のチェックボックスは、ほんとに保護する??的な確認です。チェックを外すとOKボタンが押せなくなります。
②は保護の内容です。「このシートの全てのユーザーに許可する操作」とありますので、ロックされているセル(保護される)セルに対しても、操作させたい項目にチェックを入れましょう。
それではデフォルト設定のまま保護されたシートがどうなるか動画で見てみましょう。(A2:B26セルがロック解除されてる状態のセルです) 動画途中で入力規則が保護によって動作しなくなっていたので、ロックを解除して変更しています。
まとめ
シートをの保護をすることで、EXCELに詳しくない人に渡しても、ツールを壊されることなく使ってもらえることが可能になります。ただ、必要以上に保護をしすぎると、がんじがらめになりすぎて壊れはしないですが、非常に使いにくいストレスの溜まる使用感になってしまう場合もあるので、注意して下さい。
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