ピボットテーブルとは
データを一瞬にして集計してくれるピボットテーブル
売上一覧表などのデータを元に、一瞬で集計表を作成してくれる機能です。これを使えば大量のデータも手間をかけずに知りたい情報をすばやく出すことが可能です!!
何が良いの?
- 瞬時に大量のデータを集計出来る
- 作成後の変更も瞬時
- 数式や関数を使わずに集計出来る
- 直感的に項目を指定するだけで集計出来る
- etc.
ピボットテーブルの各部名称
まずは、ピボットテーブル本体の各部の名称を見てみましょう。
- 行ラベル
- 列ラベル
- 値
- レポートフィルター
次に、ピボットテーブルを作成する元のデータの各部の名称です。
- フィールド
- レコード
- フィールド名
ピボットテーブルの新規作成
それでは早速ピボットテーブルを作成してみましょう。
- 元データの表の中でカーソルを選択してアクティブセルが置かれている状態にしてください。
- リボンの挿入タブを押します。
- 出てきたピボットテーブルボタンを押します。
すると次のようなものが出てきます。
①は、元のデータの範囲を選択するところです。さっき表の中のセルをアクティブにしたと思いますが、その状態でピボットテーブルを作ると勝手にいい具合に選択してくれてます。もし、空白で選択出来ていなかった場合は、ここで選択します。
②は、「ピボットテーブル本体をどこに作成するか」ということです。「新規のワークシート」は新しくシートが勝手に出来てそこに作られます。「既存のワークシート」を選択すると自分の好きなところに作成出来ます。下にある「場所」でどこに作るかを選んで下さい。(ドラッグアンドドロップで選択出来ます。)
こんなん出てきますね。
右の上のボックスに、元データのフィールド名の一覧が出てきます。コレを下の4つのボックスにドラッグ&ドロップすることで集計表を作っていきます。次の図は、適当に入れた時どうなるかという図です。
①フィルターのボックスに入れるとレポートフィルターに表示されます。図では「性別」を入れているため性別のレポートフィルターが表示されています。これで、集計データを性別で絞り込むことが出来るようになります。図は、「女」だけで絞り込んだ状態です。
②列のボックスに入れると、列に入れたフィールドの重複の無いデータが列ラベルに表示されます。図では、「キャリア」を入れているので、各キャリアが列ラベルに表示されています。
③同じように行のボックスに入れると、行ラベルに行に入れたフィールドの重複ないデータが行ラベルに表示されます。図では、「名前」を入れているので、重複の無い名前が行ラベルに表示されています。
④集計したいデータを、値に入れることで、指定した行ラベル・列ラベルに合わせて数字が表示されます。図では、「戦闘力」を入れていいるので、戦闘力の数字が表示されています。値は、は平均や最大値・最小値・割合など様々な集計方法が用意されています。
押すと、次のようなメニューになります。
このデータを選ぶことで、集計の結果を色々変更することが出来ます。
色々選択してみて、どんなふうになるかやってみて下さい!
ピボットテーブル作成時の注意点
ピボットテーブルを作る上で注意する点が何点かありますので、紹介しておきます。「やってみたけど上手く出来ない」というような方の多くが、引っかかっている部分です。
1.フィールド名は必須
元データにフィールド名が入っていないとピボットテーブルが出来ません。※最近のバージョンでは「列1」など勝手に名前が入るようです。
2.結合セルは禁止
元データのセルが結合されていると、ピボットテーブルが上手く認識出来ません。選んだ元データのセルが結合されていないか確認してみて下さい。
3.空行を作らない
元データに空行があると上手く認識されません。
4.商品名など、決まった項目の名前は揃える
大文字・小文字・全角・半角・スペースなど集計づる基準となる項目の名前は同じにしないと別のデータとして認識されてしまいます。揃っているか確認して下さい。
※データを揃えるのに便利な関数一覧です。
関数名 | 使用例 | 説明 |
---|---|---|
ASC | =ASC(A1) | A1セルに含まれる全角の英数字・カタカナ・記号を半角にする |
JIS | =JIS(A1) | A1セルに含まれる半角の英数字・カタカナ・記号を全角にする |
UPPER | =UPPER(A1) | A1セルに含まれるアルファベットの小文字を大文字にする |
LOWER | =LOWER(A1) | A1セルに含まれるアルファベットの大文字を小文字にする |
SUBSTITUTE | =SUBSTITUTE(A1,”B”,”C”) | A1セルに含まれる「B」を「C」に置換する |
TRIM | =TRIM(A1) | A1セルに含まれる不要なスペースを削除する |
まとめ
これで、ピボットテーブルを作成することが出来ました。どんなデータが出るか色々試してみるのが上達の近道です!ピボットテーブルに集計に便利な機能がいっぱいあります!そのへんの話は、また別に機会に書こうと思います!
ピボットテーブルに関してもっと知りたい方はこちら
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